タブレットにもノートにもなる独自のハイブリッドノート「HP ENVY x2」試用レポート

日本HPさんから「HP ENVY x2」の実機をお借りすることができたので、試用レポートをしていきたいと思います。

本機は、形状はノートでありながら液晶部分が取り外すことが出来、単独でタブレットとしても使えるというのがウリの商品。

OSはWindows 8で、CPUはAtom。液晶がIPS11.6インチという組み合わせ。

最近幾つかのメーカーが力を入れている(ように思える)ノートにもタブレットにも使える、一挙両得を目指した製品です。

外観

アルミ製のボディ。大きさの割にはがっちりとした造りで見た目よりも持ってみると重量感がある。
1.4kgって意外と重たさがあるんだなと。

※B5ノートの比較

※着脱してみたところ。

軽く片手でワンタッチで外せるかと思っていたのですが、そんなにスムーズにはいかなかったです。レバーをスライドさせながら本体を押さえて液晶を引き抜くという感じですね。

自分はモノクサなので携帯の充電器みたいにポンと置いてさっと持ち上がるみたいな造りがいいのですが、さすがにそこまで接続部が簡易になることはないのかな。
貸出機なので慎重に取り扱ったからかも知れませんが、「持ち運ぶときはタブレット、家ではノートとして使う」というのは少々面倒くさい気がしました。

キーボード

取り外しが出来るので、簡素な造りなのかと思いきや、結構しっかりとしたキーボードで、たわみもなく打ちやすかったです。これだけ単体で売って欲しいなと。

よくよく考えると、あんまり軽いとノートにした時に倒れてしまう可能性があるのかも知れませんね。
だからタブレットが710gで、キーボードも同じくらいの重さなのでしょう、たぶん。

タブレット部

タッチの感度や指の滑りに特に問題は無し。
ただタブレットとしてみると、やはりipad2の方が一日の長がありますかね。設計の思想が違うというか。
あとは性能の差というよりアプリの差、OSの差になってしまうので、本機の感想ではなくなってしまうのですが、やっぱりwin8は使いづらいなと…。(メトロのIEとデスクトップのIEの使い勝手が異なるとか)

※ipad2との比較写真。

※yahooをブラウザ表示。

スペック

ストレージはSSDでなくeMMCというモバイル機器向けのストレージ。
CrystalDiskMarkの数値は容量の小さいSSDに似たレベルですが、各アプリケーションの起動が遅いとは感じなかったです。

液晶

液晶はIPSということで視野角は良好。光沢なので写り込みあり。色味は少し白っぽいでしょうか。
タッチの感度は違和感なし。

構造からみて期待はしていませんでしたが、ごく普通といったところ。
ヘッドホンで聴いてもそれほど変化は無し。ただipadよりは良いと感じました。

バッテリー

項目が「バッテリー#1」「バッテリー#2」とあって、「バッテリー#2」の方が先に減っていきます。(ノートタイプで使用時。「バッテリー#1」はタブレット使用時に減少する模様)
そして「バッテリー#2」の残りが少なくなるとバッテリー#1の方が減っていくという2段仕掛けの構造のようです。

大体テストを含め9時間位、つけたままにしておきましたがバッテリーの残りは54%でした。
19時間持つとHPのサイトに書いてありましたが、十分それぐらいは持つのではないでしょうか。

ゲーム性能を調べるためベンチマークテストをしたときに、液晶の右上の裏が少し暖かくなりました。
普通はベンチマークを回すほどの負荷はかからないでしょうから、排熱はほとんど問題ないと思われます。

ゲーム性能

CPUがAtomでグラフィックがintel メディアアクセラレーターという、ゲーム性能があるのかないのか全くわかりませんでしたが、intel hd 3000でも動くドラクエ10が一番負荷の低い設定でも動作環境を満たさないことに驚き。

う~ん、intel hd 3000以下という事はこのPCでゲームをするのは無理ということのようですね。持ち運べるタイプなので残念。

総評

タブレットとしても使える本機ですが、使った印象としては重さが気にならないのであればノートとして使ったほうがいいように思えます。

それほど簡単に着脱出来るというわけでないのと、アプリが充実していないので、タブレット単独で持ち歩いて使うのは少し不便な気がしました。

続・総評

CPUがAtomという、何というか「枯れた」技術を使った、最新技術ではないけど新型というちょっとややこしいモデルですね。

インテルの第4世代CPUを使うと値段が高くなってしまうのかどうかはわかりませんが、ノートとしてみるとこの128GBモデルは安いとはいえない部類(約8.6万円)で、タブレットとしてみると少々高い。
かといって小型のwin8機もそれほどずば抜けた機種があるわけではないので、価格と性能ともに微妙な存在に見えました。

ただ、ゲーム、動画編集等は無理ということで、ある意味使う目的がはっきりした機種ともいえます。
キーボードは個人的に使いやすかったので、テキスト作業が主になる方で、メイン機(windows)のサブマシンとして持ち運べるwin機があるといいな、と思われる方は日本HPのサイトをチェックされてみてはいかがでしょうか。

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※この記事は2013 年 8 月 8 日のものです。

カテゴリ: [実機レビュー]

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