ゲーム向きのGPU編・その1

本章では、手持ちの、またはこれから購入しようとしているPCのGPUが、3Dゲームをプレイする上でどの程度の能力を示すものなのか、チェックすることにしましょう。

まず基本的に、Windowsを利用するためにはディスプレイに画面を出力できなければなりません。
よってディスプレイに画面を表示するための”2Dグラフィックス表示機能”は必ずといっていいほどPC本体に用意されています。
ですので「自分のPCで2Dゲームが動作するかどうか」ということは気にする必要がありません。

しかしながら、2Dゲームと3Dゲームでは、画面の表示方法がまったく異なり、2Dグラフィックス表示機能をつかって、複雑な3Dグラフィックスの計算を行わせるのは不可能です。そのため、3Dグラフィックスを表示するために、それ専用のGPUが必要になってくるわけです。

国内メーカーが造る多くのPCは3Dゲーム向きではない

性能の高いGPUを用意すると、製造コストが上がり、販売価格も高くなります。また、消費電力がGPU分だけ増えるといったデメリットもあります。
そこで日本国内メーカー製PCの大部分は、2Dグラフィックス表示機能と、最低限の3Dグラフィックス表示機能をセットにした、「グラフィックス機能統合型チップセット」というものを積極的に採用し、3Dゲームが快適にプレイできるわけではないけど、最低限の3Dグラフィックス表示機能はあるという、良く言えばコストと機能を考えたPCを提供しているメーカーが大半です。

グラフィックス機能統合型チップセットの見分け方

これからPCを買うなら、PCメーカーのサイトやカタログを見ればいいのですが、現在使っているPCのスペックを確認する場合、Windows 7/XP/Vistaに標準搭載されている「DxDiag」をいうツールを使うことになります。
DxDiagを使えば、そのPCのスペックが一目で分かるので、GPUを確認すれば、そのPCが3Dゲーム向きかどうかが判断できます。

DxDiagの使い方

●Windows XPの場合
1.画面左下にあるスタートボタンをクリックし、「ファイル名を指定して実行」を選んでクリックします。
2.「ファイル名を指定して実行」ウインドウが開くので、「名前」の欄に「dxdiag」と入力して[OK]をクリックします。
※ドライバのデジタル署名確認を求めるダイアログが表示されたら。[はい]を押します。

●Windows 7/Vistaの場合
1.画面左下にあるスタートボタンをクリックし、スタートメニューの一番下にある「検索の開始」と表示されている欄に「dxdiag」と入力します。
2.スタートメニュー最上部に「dxdiag」という文字と小さなアイコンが表示されるので、これをクリックします。
※ドライバのデジタル署名確認を求めるダイアログが表示されたら。[はい]を押します。

これで、DxDiagが起動すると思います。
DxDiagのウインドウは、「システム」タブが選択された状態になっているでしょうか?
この欄にはPCのシステム情報(CPUやメインメモリなど)が表示されているはずです。この部分も重要なのですが、ここではGPUに話を絞って進めていきます。

まず、GPUの情報を知るには、「ディスプレイ」タブをクリックします。

「ディスプレイ」タブの”デバイス”と描かれた囲みにある「名前」がそのPCに搭載されているGPUの名称です。
ここでは確認しなければならないのは、「名前」「製造元」「メモリ合計」の3つです。よく覚えておいて下さい。

では、早速そのPCが、どの程度の3Dグラフィックス表示機能をもっているかどうか調べてみましょう。
「製造元」を見てください。なんと表示されているでしょうか?
ここに「Intel Corporation」あるいは「VIA/S3 Graphics, Inc.」または「SiS」と表示されている場合、そのPCには、グラフィックス機能統合型チップセットが搭載されています。

「どうなの?3Dゲームに向いてないPCなの?」と思われるかもしれませんが、上記3社の名前が書いてあった場合、最低限の3Dグラフィックス表示機能でも遊べるように作られた3Dゲームなら問題なくプレイできます。

しかしながら、映像が綺麗で、動きの激しいオンラインゲーム等の3Dゲームでは、画面がカクカクしてしまって満足にプレイできないか、ゲームを起動すらできない可能性が高いのです。

このようなケースの場合、どうにもなりません。
要するにGPUがグラフィックス機能統合型チップセットであるPCは、最新の3Dゲームをプレイすることが不可能な状態にあるので、残念ながら、諦める以外ありません。

では、「Intel Corporation」「VIA/S3 Graphics, Inc.」「SiS」という「製造元」ではなかった場合はどうなのでしょう。
喜んで下さい!というほどではありませんが、少なくとも「最低限」よりは高い3Dグラフィックス表示機能を持ったPCだと考えられます。
「NVIDIA」もしくは「ATI Technologies Inc.」と表示されている方は、次章「GPU編・その2」をご覧になって、どのレベルの3Dゲームなら動作するのか、確認する方法を探っていきましょう。

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